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我が社の最大の財産は
「ひと」です
小笠原電気株式会社
代表取締役社長 小笠原幹人
1.事業の3本柱プラス、積極的に新事業へ参入

-こんにちは。よろしくお願いします。

(小笠原社長)
こんにちは。よろしくお願いします。

-まずは業務内容を教えてください。

(小笠原社長)
鉄道電気工事業、公共電気工事業、一般電気工事業を大きな3本柱としています。
1つめの鉄道電気工事業ですが、駅内の電気設備や受変電設備を新設・改修・撤去をする仕事をしています。耐震化に関わる電気工事や、LED等により省電力化といったことも私たちの仕事になります。

 

-駅のホームやコンコース等の電気工事をしていると考えてもいいですか?

(小笠原社長)
はい。概ね結構です。身近な場所では静岡駅や東静岡駅、草薙駅等も弊社で施工しています。
2つめが公共電気工事業です。
例えば、公共施設の新設や改修等です。
公共工事の場合に限りませんが、様々な業種の会社さんと協力することが大切になります。そのため、社員には社内外のコミュニケーションを大切にするように指導しています。

-なるほど。電気工事ではコミュケーションも大切なのですね。

(小笠原社長)
はい。3つめが、多くの方がご想像されている、建物の電気工事等に代表される一般電気工事業です。
また、最近では「計装工事」に力を入れています。

-計装工事というのは?

(小笠原社長)
排水や上水等のインフラを電気制御をする装置の工事です。

-新しい分野の仕事へも積極的に参入されているのですね。

(小笠原社長)

これまでの弊社の技術・知識・ノウハウを評価いただき「新たな新事業」として取り組むことになりました。素晴らしいご縁をお取引先にいただいていることに感謝しています。
技術者を成長させるためには、しっかりと育成するのと同時に、技術者の活躍の場を作ることも大切と考えています。このような環境作りは、経営者としての使命の一つと考えています。

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2.教えることが出来る人材がいることが、弊社最大の強み

-現在は「人手不足」「人材不足」の時代だと言われています。経営者としてはどのようなお考えをお持ちですか。

(小笠原社長)
電気工事士は今後10年間で15%減少するといわれ、人材育成は最重要課題です。ただし、「教えることが出来る人がいない会社」に人材育成は出来ません。弊社は数年にわたり「積極的に未経験者を採用」し「技術者を育成」を経営の柱の1つとしてきました。当時「教えた人」も、「教えられた人」も、今度は「教えることが出来る人材」となり、それが会社の財産だと信じています。

-全くの未経験者の方も転職されていることには驚きました。

(小笠原社長)
電気工事に関する知識や技術は、本人の努力と教えることで身に付きますから、未経験であることは問題ありません。
それよりも、挨拶が出来る、話がしっかり聞ける、素直に行動できるといった人として基本的な部分が大事かなと思います。

-では、人材育成では何が重要だとお考えですか?

(小笠原社長)
まずは、経営者だけでなく、社員全員が「人材育成をする意義」をしっかりと認識することだと考えています。「仕事は個人が見て覚えるもの」とありがちな環境では、やる気も行動力もある若い人が、成長するのは難しいですね。
幸い、弊社は創業者である会長の時代から「人を育てる」意識がありますので、若手が技術やノウハウを受け継げる環境になっています。

-なるほど。やる気のある若手社員を全員で育てているのですね。

(小笠原社長)
はい。さらに言えば、社員には達成感を感じながら仕事をしてもらいたいと考えています。
例えば、弊社ではある程度の経験を積んだ社員に、現場を任せることを積極的に行っています。もちろん、しっかりと仕事を完了させるために、ベテラン社員を中心として全社員がサポートしています。
1つの現場で結果を出すことは本人の「自信」にも繋がりますし、お客様が工事内容に満足してくださることは「誇り」にもなると思います。そして、その社員は次世代を育ててくれます。

-1つ1つの成果を積み重ねていくことで人が育っていく。

(小笠原社長)
そうですね。そして、頑張っている社員の姿を見て、きちんと評価をすることは、経営者である私の大事な役目だと考えています。

 

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3.自分達だけでなく、現場全体にも配慮するのが大事

-電気工事を提供する会社としては、どのような点を大事にしていますか?

(小笠原社長)

まずは、品質、納期、安全性、正確性等を高いレベルを目指すことが重要ですが、プラスアルファの部分が大事だと考えています。

-具体的にはどのようなことですか?

(小笠原社長)

コストをかけるお客様の利便性や快適さを考えて、「これがベストな提案なのか?」という気持ちは持ち続けたいと考えています。より良い方法を提案することはお客様本位の基本なのではないでしょうか?
後は、一緒にお仕事をさせていただく方々とのコミュニケーションですね。

-それは社外の方ともですか?

(小笠原社長)
はい。現場においては、様々な業種の方々が同時刻に異なる工事をしています。
車の出し入れ、資材の置き場等でも、十分に話し合って安全に円滑に仕事を進めなくてはいけません。
それによって、現場全体の仕事が円滑に進んで、各会社の十分な作業時間が確保され、安全に作業が進み、納期が守れる仕事になるのではないかと思います。

-自分の会社が良ければいいのではない。

(小笠原社長)
そうです。工事の進め方は1つではありません。様々な選択、多くの組み合わせから仕事の組み立て方が変わってきます。全体の仕事環境を考えながら、弊社社員の仕事環境がより良くなって、電気工事士としての力を存分に発揮してもらえるようにすることも、私の役割の1つだと考えています。

-現場のこと、社員さんのことをすごく深くお考えだということがわかりました。今日はありがとうございました。

(小笠原社長)
ありがとうございました。

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