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お客様のために
若い技術者を育てる
小笠原電気株式会社
でんきびと 須田良一
1.大切な技術がしっかりと受け継がれている会社

-こんにちは。よろしくお願いします。

(須田)
こんにちは。よろしくお願いします。

-この道30年のベテランと伺いました。30年前と現在と比較して、電気工事の仕事で変わったことは何ですか?

(須田)
様々なことが変わりました。特に材料や工具が変わり、施工の仕方が変わり、仕事が効率よく出来て、時間が短縮できるようになりました。ただ、昔の方が、技術者らしい部分がありましたね。

-技術者らしい部分というのは?

(須田)
たとえば、ほとんどの場合、金属製の電線管を、建物の形状に合わせてベンダーという工具で曲げていました。今では、ベンダーを使う機会も減り、誰でも簡単に曲げられる樹脂製の配管等で仕事が出来るようになっています。

-昔の技術が今でも役立つことがあるのでしょうか?

(須田)
自分の場合は、現会長に手取り足取り教えてきてもらった身につけた技術が、すごく役に立っていますし、昔からの技術がなければ出来ないことが今でもあります。
大切な技術を身に着けたことは本当に幸運だったと思います。

-入社したばかりの立川さん「しっかり教えてくれることが有難い」と言っていました。

(須田)
自分も、たくさんのことを教えてもらってきました。
もちろん、叱られることも多かったのですが(笑)仕事が終わればすごく温かく接してくれました。そういう会社だから30年間勤めることが出来ましたし、これからも働かせてもらいたいと思っています。

-温かい雰囲気が後輩の皆さんに受け継がれ、会社の文化になっているのでしょうね。

(須田)
そうなってくれているとしたら、すごく嬉しいです。
小笠原電気には若い技術者もいます。しっかりと教えていけば、更にいい仕事が出来るようになります。また、大切な技術・方法・考え方がたくさんあるので、受け継いでいってもらいたいと思います。

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2.若い技術者を育てるのは、お客様のためでもある

-30年間、電気工事士として頑張ることが出来た理由は何ですか?

(須田)
自分の場合は、この小笠原電気の雰囲気と働く環境です。
話しやすい雰囲気の会社であることは、ずっと変わらないですね。
何か落ち着く場所なんですよ(笑)

-若い方が「誰かが見てくれているのを感じる」と言っていました。

(須田)
そうですね。自分が若い頃も、誰かが見てくれていると感じていました。
仕事は一人で出来るものではないですから、支え合うのは大事だと思います。

-仕事での嬉しい瞬間というのはどのような時ですか?

(須田)
やっぱり工事が完成して、設備がきちんと稼働して、お客様から「問題ないよ。ありがとう。」とおっしゃっていただいた時ですね。
頑張って良かったなと思います。

-若い技術者への指導で気を付けていることは何ですか?

(須田)

まずは、安全に作業することです。現場では声掛けや確認を始め、きめ細かく指導するようにしています。少しのことでも気を付けないと怪我につながります。脚立を上がっていく音でも違いがわかりますので気に掛けるようにしています。
次に挨拶です。現場には様々な業者が一緒に仕事をしています。ですから、挨拶や話をすることは現場がうまくまわっていくことにも繋がります。
それと、何でも聞きなさいと言うようにしています。

-若い方からも、よく相談していると聞きました。

(須田)
自分自身が若い時に気を付けていたのが、自分で抱えこまないようにすることでした。もちろん、自分で調べることも大事ですが、聞くことも大事です。

-電気工事士として伸びるのはどのような人ですか?

(須田)
まずは挨拶ですね。それと自分の意思表示をすることが大事です。
わからない、相談したい等を言ってくれればサポートできます。

-若い人を育てるのは大変だと思いますが。

(須田)
もちろん大変ですが「わかりました!ありがとうございます。」と言ってくれて、成長する姿を見ることは嬉しいです。
本人のためにも、小笠原電気のためにも、そしてお客様にとっても、若い技術者を育てることは大事なことですから、自分が出来ることがあれば力になりたいと思います。

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3.小笠原電気の最大の強みはチームワーク

-電気工事の仕事で、30年前と変わらないことは何ですか?

(須田)

自分としては、技術者として持っている「気持ち」が大事だと考えています。
お客様にとっては、電気工事はわからない部分も多い仕事です。例えば、コンセントに差し込んで電気が使えれば、きちんと工事がしてあると判断してもらえます。

​でも、電気工事士の自分が見ると、いい仕事でないなぁ、と気が付くこともあります。

「この程度でいい」という気持ちで工事をしても、誰からも指摘されないかもしれませんが、技術者としては、質の高い工事を目指さないといけません。
 

-いい工事と、そうでない工事の違いは何ですか?

(須田)
見てわかる部分でいうと「何故この設備がこの場所にあるのだろう?」と思うような建物を見かけることはありますね。仕事柄、目がいってしまうんですね(笑)
その場所で困ることはないのかもしれませんが、違う場所にあったほうが建物として美しかったり、保守のことを考えると一手間かけても違う場所が良かったりすることもあります。

-いい工事が出来なかった理由は何でしょうか?

(須田)
想像ですが、そもそも気が付かなかったかもしれませんし、気が付いても実現する技術がなかったかもしれません。予算が足りなかったり、工期が足りなくなってしまったかもしれません。
1つ1つの仕事の積み重ねで、いい工事になっていくので、原因は1つではないかもしれません。

-工事では発想力も大事そうですね。

(須田)
大事ですね。「イメージしてから現場に入れ」と何度も指導されました。
向上心を持って1つ1つ経験を積み重ねていくことが大事だと思います。

-小笠原電気がいい仕事ができる、最大の理由は何ですか?

(須田)
チームワークです。
小笠原電気のチームワークの強さは、30年間ずっと変わらないです。
頑張っている若い技術者が現場で困っていれば、社員一丸でサポートします。
違う現場でも気になっちゃうんですよね(笑)1日のお仕事が終わると、現場を超えて相談し合っています。
それが、小笠原電気がいい仕事が出来る理由だと思います。

-素晴らしいチームですね。今日はありがとうございました。

(須田)
ありがとうございました。

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